2006年10月号
自分の体に芯を感じ芯体操代表 津田 美智子
津田真理子 撮影
長野県開田高原にて
先日、大学のスクーリングでウォーキングに挑んでまいりました。好きなコースを決められた時間で1万2千歩以上歩くというものでした。私のグループは大学から銀閣寺、哲学の道、法然院真如堂、吉田山と欲張ってみました。時間内に食事を済ませるということで、大変楽しい試みでした。
銀閣寺では、〔奥田元宋〕の襖絵が大変見応えがあり、お勧めです。法然院、真如堂は銀閣寺に人が集まるので、まるで別空間にタイムスリップしたようで、最高の穴場です。銀閣寺も祝日でも朝十時前に行けば、比較的ゆったりできます。京都に住んでいて良かったと思えるひとときでした。
また、二人組みで一人が目隠しをし、一人が誘導して山の上の体育館から北白川通りまで歩くという体験もありました。最初は、一歩出すのも恐る恐るで、盲目の方の大変さを思い知らされました。しかし、慣れてくると、自分の体に芯を感じ、誘導の方を信頼しどんどん歩けるようになりました。
そして、鳥や虫の声が鮮明に聞こえ、さわやかな風が体を吹き抜けていきます。手を広げて深呼吸したくなるような爽やかさです。人間は、五感が働くことで、かえって、見えない、聞こえないものがあるのではないでしょうか。研ぎ澄まされた感覚、未知なる感性というような予感を体感しました。ほんのささやかな出来事で、身も心も活性されることはいっぱいあります。 さあ、今日もどんな出来事が待ち受けているでしょうか。
発表会を向けての意気込みを聞いてみました
中野 響子
十月の、舞台発表会で、〔逆立ち〕にチャレンジすることになり、私にとってレッスンはハードなものになりました。なかなかできなかったし、ものすごく怖くて、何度も逃げ出したくなりました。でも、津田先生に心身ともに支えていただき、回りの仲間からも励まされて、だんだんできるようになってきました。 本番まであとすこし…目の前のことひとつひとつきちんとこなしていきながら今を大切に取り組み、【逆立ち】を成功させたいです。
岡村 裕子
プレシャーの中での〔逆立ち〕レッスンでした。体の筋肉の重みと、集中しきれない苦しみとの戦いで、がむしゃらにやって、何が何でもやり遂げる気力が、身についたと思います。津田先生のアドバイスと、芯体操の仲間のおかげで、自信もついてきました。残りわずかの練習を精一杯気を引き締めて望みます。
千葉 百合子
ようやく〔逆立ち〕の足が上がるようになり、今まで体験したことのない課題に動揺して頭がくらくらしてます。
でも、私にとってこの挑戦は毎日が、発見の連続になり、津田先生の励ましの言葉と、一緒に挑戦している仲間の存在が大きな支えになっています。 本番まであと少し…舞台で成功するイメージを膨らませてがんばります。
新しい教室を開いて
8月から自分の実家で3・4人の少人数ですが教室を始めました。指導員の検定を受けた年に父を亡くし、もう少し早く芯体操に出会って、薬に頼らない自然 治癒力を生かすことをしていたかった‥そんな思いで、この体操を自分の将来に生かしたいと思いました。日々の仕事で、体がぼろぼろになり、だるさ、ゆがみ に苦しんでいる保育士の姉とその友達が生徒さんです。レッスンを始めてみて改めて、体の繋がりを伝える難しさを実感していますが、こつこつと一緒にやって いきながらがんばるつもりです。 また、早くいい場所も見つけないと‥(*^・^*)
岡村裕子